管楽器奏者にとって、良いアンブッシャー(口の形)を作ることはとても大事ですよね。
今日は、理想のアンブッシャーを手に入れるために必要なことについて、書きたいと思います。
私はフルートを吹くので、フルートにおける良いアンブッシャーの理想も自分なりにはあるのですが、今日はそういう具体的なことではなく、あくまでもどの楽器にも当てはまる理想のアンブッシャーに近づくために役に立つ事を書いてみます。
それは、顔の筋肉のお話です。
この顔の筋肉を見てみると、ものすごく複雑ですよね。
つまりアンブッシャーを作るには、この顔の筋肉を使う事になります。
例えば、アンブッシャーを作る時、多くの人は唇で形作ろうとします。
でもアンブッシャーはリップを塗る唇だけで作るものではなく、唇の周りの筋肉を含めて形作る、
と考えると良いと思います。
そしてもう一つ、大事な事!
アンブッシャーを形作る顔の筋肉は、その人の普段しゃべる言語によって発達が違います。
残念ながら、日本語は例えば英語などと比べると、あまり唇の周りの筋肉を使ってしゃべる言語ではありません。
ですから私達日本人は、少し唇の周りを含む顔の筋肉を自由に動かすエクササイズをしてみると良いと思います。
如何だったでしょうか?なかなか動きにくい部分もあるかもしれません。
顔の筋肉も実は首~肩~背中~腕~脚まで、つながっています。
ですから、首などをガチガチにして力づくで筋肉を動かさない事が大事ですね。
このエクササイズは、あくまでも例えですので、皆さんもいろいろ工夫していろんなエクササイズを作ってみて下さい。