練習では吹けていたのに、
本番になると急に苦しくなる。
ちゃんと吹こう。
間違えないようにしよう。
安定させよう。
そう思えば思うほど、
身体が固まっていくような感覚になることがあります。
目次
本番になると、身体は「いつものやり方」に戻ろうとする
私たちは、
「自分で自分をコントロールできる」と思っています。
でも実際には、
“いつものやり方”のままコントロールしようとしていることが多い。
長い時間をかけて身についた習慣が、
そのまま「操作する側」にもなっている。
だから、
苦しくなる癖を持ったまま、
「もっとちゃんとやろう」
「安定させよう」
「失敗しないようにしよう」
とすると、
結局また同じ方向へ戻ってしまう。
「ちゃんと吹こう」とするほど苦しくなることがある
以前の私は、
「ちゃんとコントロールできること」が安定だと思っていました。
でも最近、
少し違うのかもしれないと感じています。
身体は、本当はもっと動きたがっている。
でも「失敗しないように」と思った瞬間に、
その動きを止めてしまうことがある。
特に本番では、
無意識に“固める方向”へ戻りやすい。
多分、私は自分で思っている以上に、
たくさんの習慣を抱えたまま吹いています。
そして、いろいろなことを学んだ結果、
昔のやり方が、以前のようには通用しなくなってきているみたいです。
もしかしたら、吹くことはもっと単純なのかもしれない
この長いフルートの試行錯誤の過程は、
外からはあまり見えないものですが、
最近ようやく、少しずつ整理されてきている感じがあります。
逆に言うと、
今まで私は、全然気づいていなかったのかもしれません。
もしかしたら、
「フルートを吹く」ということに対して私が持っていたイメージは、
まだまだ“苦行”に近いのかもしれない。
でも本当は、
それを裏切るくらい、
もっと単純なことなのかもしれません。
少なくとも今の私は、
そうであることを、少し期待しています。
