レッスンのご感想 フルート

Kさん 60代女性

小中高のブラバンでクラリネットに熱中したあとは音楽とは無縁で、40歳を前に無性に楽器がやりたくなってフルートに挑戦したときも、呼吸が苦しくて、すぐに挫折してしまいました。

ふだんから仕事(校正者です)に集中するあまり息を止めてしまったりしていた、呼吸に問題がある自分には吹奏楽器はもう無理なんだとあきらめていました。

その後、韓国の民族打楽器・チャンゴのサークルに入る機会があり、今度は手首を傷めてしまいました。そんなとき、ボディマッピングとATについての本に出会い、マッピングどおりの体の使い方で練習をすると、手首の痛みはなくなり、練習が楽しくなりました。

ATについても興味がわき、自分の呼吸の問題も克服できるかもしれないと思って、ATの先生の門をたたきました。レッスンを受けると、いつも苦しかった呼吸は改善され、体全体が少しずつラクに自由になるのを感じ、あきらめていたフルートにもう一度取り組んでみようと考え始めました。

本格的にフルートをやろうと思いながらも雑事に追われ、棚橋先生と出会いレッスンを受けるようになった頃は、50歳近くになっていました。

それからもう10年以上。先生と出会っていなかったら、こんなに長くフルートを続けることはなかったと思います。相変わらず日常に追われる中、あまり練習できなくて宿題を忘れた小学生のような気分でレッスンに出たり、体力的につらいと感じるときもあります。

でも、ゆったりとしたレッスン時間を過ごして帰宅すると、体はラクになっていてフルートの音ものびやかに響いているのがわかります。まだ自分にも可能性があるかも、とあきらめていたことを続けている幸せを感じます。それが、これからもフルートを楽しく続けようという私のモチベーションにつながっていると思います。

Oさん 60代男性

高校時代に吹いていたフルートを、還暦を迎えた年に再び手に取りました。半世紀ぶりに我流で練習を始めたものの、身体も思うように動かず、無我夢中で吹いていました。そんな中で棚橋先生のレッスンに出会いました。

姿勢や呼吸、アンブシュア、顎や指の位置など、基本から丁寧に教えていただき、自分の身体の使い方と向き合うようになりました。特にアレクサンダーテクニークを通して、身体全体のつながりを意識することは新鮮で、加齢と我流でガチガチになっていた身体に、少しずつ変化が現れてきました。

最近では、肩や顎まわりの余計な力が抜けてきて、息も長く続くように感じます。若い方のようにはいきませんが、今の自分のペースで自然に音を出せる喜びを感じています。